4つの特殊文法

( want - can - should - must )


 

この章では4つの特殊な文法( want, can, should, must )を学習します。

 

【 学習方法 】

 

 はじめに各項目のポイントを簡単に解説しています。読んで理解しましょう。各ポイントをイメージする程度で問題ありません。

 

 次に、例文を理解しましょう。和訳もされいているので、それぞれの単語の意味を確認しながら、解説でのポイントを照らし合わせて文法を理解していきます。要点を押さえて、文法の構成がイメージできるようになったら、声に出して読んでみましょう。単語の発音は、電子辞書やインターネットを用いて必ず一つずつ確認して、同じように発音します。その際に発音記号も見ておくと、今後新しい単語を学習する時に電子辞書等がなくても発音をイメージすることができるようになり、とても便利です。また、その癖を身に付けましょう。

 

 最後に問題を解きましょう。例題を解いて更にイメージをつかめるようになったら、私生活での行動を思い出し、同様に英語に置き換えて声に出してみましょう。

 

  1. ポイントを大まかに理解しイメージする
  2. 発音を確認しながら、例文を朗読する
  3. 問題を解き、朗読する
  4. 私生活の行動を英語に置き換えて声に出す
  5. 最低でも5回以上はこの流れを繰り返す

 

各項目の所要時間は約 2 - 3 分程度です。通学・通勤中やお昼休みや就寝前に繰り返し確認することで、日本語を英語に転換する『英語脳』が鍛えられます。そして、自然にイメージがわくようになり、必ず今後の成果に繋がります。

 

英語は声に出す練習をしなければ、決して話せるようになりません。

間違っていたとしても、次回気を付ければ良いだけです。 諦めずに根気強く練習していきましょう。

 


【 目次 】

  1. want
  2. can
  3. should
  4. must

□■ want ■□

『 want 』は「欲しい」という欲求を表す時に使います。

また「欲しい」欲求は「もの」に対してだけではなく「行動」の場合でも使えます。

「(〜する事)が欲しい」というニュアンスで、つまり「〜したい」という意味です。

 

1. 単純に「欲しい」

□■ want ... ■□

例えば、

  • 「新しいパソコンが欲しい」
  • 「コーヒーが欲しい」
  • 「君が欲しい」

というように、単純に何かが欲しい時に使います。

最後の一文のように、人に対しても使う事ができますが、

時と場合によっては悪い印象を与えかねません。注意しましょう。

 

主語 + want + 欲しい物( または人物 )

 

 

【 例文 】

  • I want a car.(車が欲しいなぁ)
  • She wants a new cellphone.(彼女は新しい携帯がほしい)
  • He wants a girlfriend.(彼は、彼女が欲しいんだって)

 

【 問題 】

  • My mother     a new TV.(母が新しいテレビを欲しがっている)
  • She     some coffee.(彼女はコーヒーが欲しいようです)

 

2. 行動「したい」

□■ want to ... ■□

何か行動したい場合は「 want to 」です。

「 to 」の後には起こしたい行動の動詞(原型)が続きます。

 また、逆に「 do not 」で否定することで「したくない」と拒否できます。

( do は、主語や時制で変化します)

 

《欲求》

主語 + want to + 動詞(したい行動)+ その行動の情報

 

《拒否》

主語 + do( does, did )not + want to + 動詞 + その行動の情報

 

 

【 例文 】

  • I want to go abroad to study English.(英語を勉強しに海外に行きたいな)
  • He wants to study English.(彼は英語を勉強したい)

 

【 問題 】

  • I         get some fresh air.(風に当たりたいです)
  • My daughter         know about it.(娘がそれについて知りたい)

 


□■ can ■□

「できる」という可能性を表す表現の時に使います。

また、疑問文にする事で「できますか?」という依頼や許可を求める時にも使えます。

ちなみに、許可を得る時に「 can 」を「 could 」で表現すると丁寧になります。

「 not 」で否定すれば「できない」と不可能を表します。


 

例えば、

  • 「そのカードは使えます」
  • 「私は英語が話せません」
  • 「ここに座ってもいいですか?」

《可能》

主語 + can + 動詞(原型)+ 動作の情報

 

《不可能》

主語 + can not + 動詞(原型)+ 動作の情報

 

《依頼・許可》

Can( could ) + 主語 + 動詞(原型)+ 動作の情報

 

 

【 例文 】

  • I can drive a car.(車の運転できます)
  • Can I go to washroom ?(トイレに行ってもいいですか?)
  • Could you give me a hand ? (手を貸していただけませんか?)
  • He can not speak English.(彼は英語が話せません)
  • I can't sleep.(眠れない…)

 

【 問題 】

  • You     come.(来てもいいよ)
  •     I get an iced coffee ?(アイスコーヒーをください)
  •     you please speak slowly ?(少しゆっくり話してもらえますか?)
  • I     play a guitar.(私はギターは弾けません)
  • You     get inside.(中に入ってはダメだよ)

 


□■ should ■□

アドバイスをする時など「した方が良い」と、何かを提案する場合に使います。

また、疑問系にすることで助言を求めることができ、

逆に「 not 」で否定すれば助言することもできます。


 

例えば、

  • 「急いだ方がいいですよ」という提案する
  • 「英語を勉強した方がいいかな?」と助言を求める
  • 「それは食べない方がいい」と助言する

 

主語(人)+ should + 動詞(原型)+ 提案の内容

 

Should + 主語(人)+ 動詞(原型)+ 動作の情報

 

 

【 例文 】

  • You should go to work.(君は仕事に行くべきです)
  • You shouldn't visit girlfriend now.(今は彼女に会いに行かない方がいい)
  • They should be hurry.(彼らは急いだ方がいい)
  • Should I take off my shoes ?(靴を脱いだ方がいいですか?)

 

【 問題 】

  •     I ask her out ?(彼女を遊びに誘った方がいいかな?)
  • No, you    .(いや、やめた方がいい)
  • You     take a day off.(あなたは1日休みを取るべきです)

 


□■ must ■□

アドバイス・提案の should に対して、要求・義務の must です。

命令に近い意味合いを持つ場合もあります。

ただし『 must be 』を使うことで、状態を推測する意味になります。


 

例えば、

「これを今日中に終わらせなくちゃ」という義務

「新商品を買うべきです」という要求

「彼は疲れているに違いない」という推測

 

 主語(人)+ must + 動詞(原型)+ 動作の情報

 

主語(人)+ must be + 主語の情報

 

 

【 例文 】

  • You must finish your homework.(君は宿題を終わらせなくてはいけない)
  • He must not ask for it.(彼はそれに関して聞くべきじゃない)
  • She must be tired.(彼女はきっと、疲れているんだろう)

 

【 問題 】

  • You         hungry.(君はお腹が空いているに違いない)
  • I     go to work today.(今日は仕事に行かないといけない)
  • You     try to eat Sushi.(寿司を食べるべきですよ)

 


 

お疲れ様でした。この章のレッスンは以上です。

必ず繰り返し声に出して練習しましょう。

慣れたら日常生活でも、学習した英文法を使って英語を口ずさんでみましょう。

小さな事でも良いので、考えた事を自然に英語で言えたら大きな進歩です。

 

【 その他のレッスン 】


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