一歩踏み出して見つけた新しい世界(亜沙子さん)

亜沙子さん(2015年2月10日〜3月10日)4週間

 初海外でわたしが一番困ったのは、日本を出発して現地日本人スタッフに会えるまで。

 

仕組みもよくわからない。

でもどうやって質問すればいいかもわからないし、何を言ってるかもわからない。

18年間ずっと日本にいたわたしは、このとき初めて言葉を感じました。

 

「日本語通じるの日本だけなんだ…」

 

言葉が通じないという初めての経験をして、

『帰国のときはまでに空港で困らないような英語力をつけること』目標になりました。

 

 

 「テレビの中の世界に飛び込んだみたい!」というのが私の第一印象でした。

ニワトリと犬とバイクの音で朝目覚めて、片言の英語で質問しながらご飯を決めて、

日本では起こりえないハプニングと新しい出会いの毎日。

新しい物好きの私にはそれが楽しくてたまりませんでした。

 

でもやっぱり日本より治安は悪くて、

それでも怖い思いをしなくて済んだのは同じ学校の人たちが一緒に行動してくれたり、注意を呼びかけてくれたからです。

日本人や女子は特に気を引き締めて行動することが大事です。

 

 

 フィリピン人は他人にも親切で笑顔でいると笑顔を返してくれる。だから私もずっと笑顔でした。

貧しくても心は日本人よりも豊かなんじゃないかなって思うことがよくありました。

 

 

 食べ物は新鮮で美味しいし、バスの時刻表なんてなくて、店員さんはゆったりおしゃべりしてて、

機械を通して何かをすることはほとんどなくて、いつも人と向き合っていました。

 

気候も人も暖かい。日本では感じていたストレスもなぜか吹き飛んでいってしまう。

 

 私にとって、フィリピンはそういう場所でした。

 

 

亜沙子

 

ー『転』へと続く

 



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